グアテマラ便り -5ページ目

絶景!世界遺産の宿撮影

宇梶さんと松本眞吾 宇梶さんと撮影隊

3月24日に放映された「絶景!世界遺産の宿スペシャル」のビデオがテレビ制作会社から届いた。早速、宇梶剛士さんが旅人となったグアテマラ編を見た。

番組作りは12月から企画され、1月にデレクターが下見、そして本番の2月の撮影隊を迎え入れるまで、様々な調整や交渉を行ってきた。

スタッフの方々も並々ならぬ苦労をされた。

カリブ海の下見では、白い砂浜を探すこと2時間、帰りは日もとっぷりと暮れ、波が荒く、みんなずぶ濡れになってボートでリビングストンまで辿り着いたこともあった。

ティカル遺跡では日の出が見れるかどうかが最大のポイントだったが、霧の中で、朝日の幻想的なシーンが撮れたことも今回の番組のハイライトとなった。

いろいろな思いの中で、番組を改めて見てみると、グアテマラの名所がポイント的に、きれいな映像でまとまっていて、感慨深くなった。

番組はグアテマラ編が一番視聴率も良く、評判も良かったそうだ。

上の写真は宇梶さんとコーディネートを勤めた松本眞吾。

したの写真はキリグアの撮影を終え、宇梶さんを囲んでスタッフ一同、記念写真を撮ったもの。

中央にぴょん太(犬)を抱いているのが、キリグアの宿のオーナー真幸さん。

今回の撮影ではいろいろと真幸さんへも無理を言って迷惑をかけた。

宇梶さん、真幸さん、そしてスタッフの皆さん、ご苦労様でした!


強行軍の撮影で疲れ気味ながら、一緒に番組作りをしているすがすがしい笑顔が印象的。

弁護士目指せ!マルビン

marvin

今日は、私の友人、マルビン・ロペスを紹介しよう。

彼は、グアテマラ国立交響楽団に20年前に入団し、現在、同楽団の団長さん。

楽器は大きなコントラバスを担当している。

日本へは、オーディションに受かり、札幌国際フェスティバルで演奏したり、4年前には、国際交流基金の文化人短期派遣(世界のVIP文化人が日本へ招聘されるスキーム)で招聘され、過去2回、日本へ行っている。

日本贔屓で、日本酒と日本食が大好きなグアテマラ人、現在私と同じ年の40歳。

若くて知的な彼女がいるのに、なかなか結婚に踏み切らない。

現在はオーケストラの団長を務めながら、コンサートのスケジュールや団員の調整役を担い、また、弁護士試験を受けるために猛勉強中だ。

マルビンには、なんとか弁護士試験に受かってもらって、私達の顧問弁護士になってもらいたい。

紳士的で、信頼の出来るグアテマラ人の友人マルビン。これからもどうかよろしく。

グアテマラ国際空港改装工事に伴うターミナル使用方法変更

アウロラ空港

4月1日よりグアテマラ・シティのアウロラ国際空港が改装作業のため、大幅にターミナル使用方法が変わ ります。
出発ターミナルは従来3階であったロビーが、1階の到着ロビーに変更になります。
また到着ロビーも1階ですが、出口は外交駐車場のある場所になります(空港向かって右側)。
出発ロビーは混雑が予想されることから、搭乗者以外の入場はできません。
改装作業は今年の12月まで続くと予想されています。
グアテマラを出発される方は1階から搭乗手続きをされてください。

コバンの野生蘭

リカステ・ルシアニ ブログランキング

グアテマラ・シティから車で4時間半のアルタ・ベラパス県の県都コバン周辺にはたくさんの野生の蘭が見れる。

写真はリカステの仲間で、ルシアニと呼ばれる蘭。

自然交配種でできた新生の蘭。

コバンはグアテマラ国内でもっとも雨量が多く、森林も多いことから、蘭の育成に適した環境だ。

蘭好きの方はぜひ、コバンへ行かれてみせんか?

織物ツアー

ソロラのインディヘナ ブログランキング

現在、日本のマヤ協会の先生方の織物ツアーを続行中だ。

グアテマラのオーソドックスなコースではなく、キチェ県のイシル族のネバフ、サン・ファン・コツァル、チャフル、そしてウェウェテナンゴ県のマム族のコロテナンゴ、サン・ペドロ・ネクタ、イシュタワカン、ナワラなどを回っている。

この一帯はまだ民族衣装を着ているインディヘナも多い。

マヤ協会の先生方はグアテマラのリピーターで、10年ほど前、東京家政大学でグアテマラ・ウィピル展を開催する際に、「五色のきらめき」というグアテマラ全土の民族衣装の写真集を発行した。

マヤ協会の先生方は年齢が80台、70台の方々がほとんどだが、地方のドサ周りでも、好奇心が旺盛で、お元気で旅を続けていらっしゃる。

年を重ねても、好奇心を失わず、元気で旅を続けたいと思う。

(写真は、ソロラのインディヘナ。写真提供:「地球サポーター」テレビ番組・原ディレクター)

コロニアル様式の建造物

ポサダ・ドン・ロドリゴ ブログランキング

アンティグアは1543年、スペイン人がグアテマラに作った最初の本格的な首都である。

その当時の正式名称は「La Ciudad de Santiago de los Caballeros de Guatemala」、グアテマラ聖ヤコブ騎士団の町-。

サンチアゴとはスペインの守護聖人であり、戦いの神様でもある。

アンティグアは大地震に見舞われる1773年まで230年間、中米を統括する総督府をして栄える。

18世紀がアンティグアの最盛期であった。建築部実ではバロックが最高潮に達した時代で、グアテマラ人の建築家ディエゴ・デ・ポーレスがたくさんの代表的な建造物を建て、今でもアンティグアの町に残っている。

上の写真は18世紀のアンティグアの邸宅で、当時のねじれ柱の建築様式を用いていて興味深い。現在はポサダ・デ・ヂン・ロドリゴホテルとなっている。アンティグアの中央公園から1ブロック半なので、大変便利な立地条件にある。

余談となるが、このホテルのオーナー家族が日本食好きで、よく我がレストラン「マサラ」にも食べにきてくれる。

アンティグアの銀行情報

日曜日も開いている銀行 ブログランキング

アンティグアの中央公園付近には、1ブロックに何件も銀行がある。

旅行者にとって、とても便利な銀行。でも週末や月末になると、ディズニーランドの人気のあるアトラクションのようにものすごい行列ができる。

グアテマラでは防犯上、お給料を小切手で支払う場合が多い。日銭で生活している労働者にとって、小切手をもらったらすぐに銀行に直行し、現金化しないと、その日の生活費もままならない。

グアテマラではお金持ちは別として、貯金をするという習慣があまり定着していないようだ。

どんなに並んでも、2時間でも3時間でもかけて、小切手を現金化する人々を見ていると、並んでいる無駄な時間を働いている時間に回せば建設的なのに、、、と思ってしまう。

写真の銀行は「バンコ・ケッツァル」。グアテマラの国鳥ケッツァルの名前を付けた銀行だ。

グアテマラでは唯一、日本円が両替できる銀行とされているが、「円からケッツァル(グアテマラの通貨)のレートはいくら?」と銀行員に聞いても、「???」。「上司に確認してきます」。と言ったきり、なかなか戻ってこない。万事がこんな調子のグアテマラ。

でもこの銀行は日曜日も午前中まで開いているので、重宝しているのです。

宮川久美ピアノリサイタル

2月にカナダ在住の宮川久美さんによるピアノコンサートがグアテマラ・シティとアンティグアで開催された。今回は中米を代表する作曲家ホルヘ・サルミエントス氏の生誕75周年記念事業として彼の作曲したピアノの作品を久美さんが演奏し、そして全曲をCD録音するという大変な労力をグアテマラと日本の文化交流のためと、久美さんがかってでてくれた。

サルミエントス氏は内戦時代からも反政府的なメッセージ性の強い現代曲を作曲し続け、何年間かは牢獄へぶち込まれたこともある苦労人。グアテマラ国立交響楽団の指揮者もかって務めていて、その厳しい指導振りに団員もついていけなかったという話を聞く。今でも敵が多い。

私も久美さんとサルミエントス氏のCD録音に何日間かお付き合いさせていただいたが、楽譜が手書きで、シャープとフラットなどが明確に書かれておらず(抜けていたり、変なところでついていたり)、その楽譜を読むのも一苦労で、久美さんがピアノで一つ一つ弾きながら確認作業を行っていくという、CD録音に辿り着くまでに大変な労力を裂いた。

写真は2回めのピアノリサイタルが終了し、観客満員で、久美さんのピアノ演奏も叙情的で完璧で、大変満足しているサルミエントス夫妻(右から2人目と3人目)の写真。久美さんも演奏会を終えてほっとしているところ(写真右)。久美さんお疲れ様。そして素敵な演奏会をありがとう。                                                 宮川久美ピアノリサイタル終了 ブログランキング

グアテマラは多民族国家

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グアテマラは他民族国家だ。

マヤ系の先住民族が50%近くを占め、混血が42%、欧州系白人が8%、そしてカリブ海に面したリビングストンに住むガリフナと呼ばれる黒人達まで様々な人種が日本の四国と九州をあわせたほどの小さな国グアテマラに住んでいる。

マヤ系先住民は言語によって更に22の部族に分けられる。

写真はツアーでリビングストンのレストランでガリフナ音楽をアレンジした時のもの。

アフリカからの移民と言われているガリフナ達の奏でる音楽は、グアテマラの伝統楽器マリンバとはまた違った陽気な音色とリズムだ。

行く先々によって違った顔を見せてくれるグアテマラ。

そんなグアテマラの魅力に惹かれてグアテマラに何度も再訪していただくリピーターのお客様も多い。

ジャカランダの季節

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2月から3月にかけて、グアテマラの中央高原地帯は、この紫の花の美しいジャカランダの季節となる。

この季節は乾季の真っ只中で、透き通るような青い空とこの紫の花、ジャカランダが目にまぶしい季節となる。また、マスキリグアテと呼ばれる桜に似た木の花もこの時期に咲き、そしてセマナ・サンタ(聖週間)の季節になり、あちこちで花じゅうたんを作り、ここアンティグアの街は色彩豊かに彩られる。

グアテマラレインボーと呼ばれる織物の色彩感覚も、原点はこうした花々の色から生み出されたものではないかと思われてくる。

ここグアテマラは草花、木、蘭など、植物の宝庫だ。