TV撮影無事終了
2月20日から3月1日までTV東京「世界の絶景の宿スペシャル」のグアテマラ編の撮影が無事終了した。
今回はキリグアの宿を一から作った桑田真幸さんと俳優の宇梶剛士さんのグアテマラ旅紀行がドキュメンタリー式で撮影していった。
宇梶さんは昔2,000人を率いる暴走族のトップで、下積みの時代も長く、とても男らしくて、気さくな、そして人間的にも体格的にもとても大きな方。
最後の夜、わが日本食レストラン「マサラ」で打ち上げを兼ねて、スタッフ一同を飲んでいるところをツーショットで写真をお願いした。
放映日は3月24日(金)全国放送で、夜9時から。
世界遺産のアンティグア、キリグア、ティカル遺跡の他にカリブ海やキリグアの村の人達との交流などもでてきて、映像的にも必見です。お見逃しなく。
グアテマラへのツーリスト向け新カード発行
昨日、ベルシェ大統領出席の下、グアテマラへの旅行者向けの国内ツーリストカードが来週の月曜日から販売されることが発表された。
ツーリストカードの名前はASISTUR CARD。
必要最低限の旅行保険と、クレジットカードとしても使用出来るので、便利だ。
日本で海外旅行保険にかけられるのが一番だが、もしあわてて旅に出てきて、安い保険金でも構わなければ、このASISTUR CARDを空港で、購入することをお勧めする。
保険保障内容は以下の通り。
1.医療保障(病気.アクシデントなどの怪我):Q5,000まで保障
2.荷物紛失:額は未定。いくらか保障してくれる。
3.死亡:US$2,500
4.強盗やスリにあった場合:宿舎、食費、医療費などをASISTURで負担。(国際航空券は含みません)
5.アシステンテ・メカニカ:車の故障、車の運搬代金などを負担。
掛け金は、
1.1日有効---US$1
2.15日間有効----US$10
3.1ケ月有効------US$15
4.365日有効-------US$50
またBANCO G&T銀行に余分なお金を入れておくと、ASISTUR CARDがクレジットカードとしても使える。
ASISTUR CARDの販売先は、
1.グアテマラ国際空港1階
2.フローレス空港
3.QUICK FOTO(クィック・フォト)
4.MUNDO MAYA(旅行会社)
5.Tikal,Antigua,PanajachelのASISTUR又は政府観光局のオフィス
★まだ陸路の国境では販売していないそうです。
死亡額が少ないですが、病気や事故の際の負担があるのは嬉しい。
また24時間体制で、次の電話番号でもツーリストインフォーメーションや保険の件、目的地までのアクセスなどの情報が得られる。
TEL :1500 又は 2421-2810 (スペイン語、英語、ドイツ語、フランス語)
宮川久美ピアニストからの贈り物
カナザ在住の宮川久美ピアニストから、ご自身のコンサート中に募金を募ったお金で、昨年の10月の豪雨災害を受けた人達へ還元してほしいとの依頼を受けていた。
初めは食料品がいいのではと思案していたが、直接、町の代表者に何が不足して欲しいのか、聞いたところ、孤児達への文房具という答えが帰ってきた。
早速、鉛筆やノート、消しゴムなどの文房具を購入し、ひとつひとつ袋に入れ、2月4日に一番被害の大きかったパナバフ村の人たちが住む仮設住宅で孤児達に直接、その文房具を手渡してきた。(白石ガイドより)
皆嬉しそうに文房具を大事に抱えている姿は印象的だった。そして渡す時には、子供達のはにかんだ笑顔が素敵だった。
親を突然の災害で失った子供達へ、思いもかけない日本人のピアニストからの素敵な贈り物に、被災地の人達も感激していた。
市内バス
昨日、市内バスに乗って、グアテマラ・シティからアンティグア行きのバスが通る「トレボル」まで行く際に、危機一髪であやうく強盗にあうところだった。
夕方、5時にグアテマラ人の友人マリエラ嬢と一緒にNo.63のバスに乗っていた。
彼女は1週間前に同じ時間帯に同じ路線のバスで、バスジャック強盗に遭い、携帯電話や所持金を盗られてしまった。
聞けば、強盗は2組(男女5人ほどのグループ)に分かれ、1組が途中で降り、もう一組が終点まで行く手前でバスの前と後ろの扉を塞ぎ、拳銃を突き出して、バスジャックを実行する。運転手には最終目的地まで行かさずに、途中で降りた1組の待つ場所まで誘導する。その間に乗客から金品を奪い取るのだ。
マリエラはその強盗グループの顔を覚えていた。同じ輩が私たちのバスに乗っていた。
マリエラは、私に終点に行く手前のバス停で早く降りるように目配せした。
すばやく降りて、他のバスに乗り換えた。
その後、私たちが乗っていたバスの中では移動中、扉を塞ぐために強盗が前後の扉に移動していた。
あとでニュースで聞けば、No.63のバスがバスジャックに襲われたとのことだった。あのまま呑気に載っていたら、今頃全部盗られて、怖い思いをしたことだろう!
マリエラ、ありがとう。本当に助かった!
旅行者はグアテマラ・シティの市内バスは乗らずに、安心できる専用車か無線タクシーを利用した方が良い。
グアテマラ・シティはいつどこで何が起きるか分からない。
2005年グアテマラの旅行産業
昨年2005年のグアテマラの旅行産業の売り上げの数字がINGUAT(グアテマラ政府観光局)より発表された。
2005年にグアテマラに入国した外国人は1,312,199名。(百万人以上)
そのうち55%が、エルサルバドルやホンジュラスなどの近隣諸国の中米からのツーリスト。
次にアメリカ人の28%、ヨーロッパより10%、南アメリカより4%、そしてその他の国々として3%の順となっている。
日本人ツーリストは3%のその他の国々に入り、更にパーセンテージが少ない。
グアテマラはまだまだ日本人には馴染みのない国で、日本から遠い国と印象付けられる。
また、グアテマラの旅行産業の昨年の売上高は8.6億ドルと推定されている。
農業などの国内産業に次、国内産業の実に16%を占めている。コーヒー産業の売り上げが11%を占めていることから、コーヒーよりも旅行産業の方が売り上げが良いことになる。
グアテマラ政府観光局のモンロイ局長は、来年、再来年と更なる旅行産業の売り上げを見込んでいるが、海外にグアテマラを売り出す予算や国内の治安回復を最優先で取り組まなければ、ツーリストは増えない気もする。
学校申し込みにも行列
グアテマラは1月中旬から新学期が始まる。長い夏休みなどない代わりに、10月中旬には学校が終わってしまい、子供たちは3ケ月間の長~い休みに入る。
その間、暇を持て余している子供たちも多い。
それに引き換え、親は忙しい。
1月の学校が始まるまでに、小学校、中学校など、学校の申し込みをしなければならない。
特に授業料の安い公立小学校の申し込みは、申し込み日以前から学校の前で長~い行列に並ばなければ、定員オーバーで、子供を学校に行かせることができないので、親も必死だ。
私の知り合いにマリオというグアテマラ人がいるが、彼はたくさんの子供や孫に囲まれて暮らしており、毎年、子供や孫の学校申し込みのためにわざわざ勤め先を休み、2晩、申し込む学校の前で野宿するそうだ。今の時期、夜の気温は10度を切ることもあり、野宿は体にこたえるだろう。
でも子供を安く学校に行かせるためには、とにかく並ぶしか道はないそう。
本当に何をするにも並ばなくてはいけないグアテマラの習慣はどうにかならないものか。。。