片桐はいりさんと会う!
女優の片桐はいりさんが我が家に遊びに来てくれた。
片桐はいりさんは、アンティグアでスペイン語学校「ATABAL」を経営している片桐真さんのお姉さま。
10年ぶりぐらいにアンティグアの弟さんの所に遊びに来たそう。
今年は「かもめ食堂」というフィンランドを舞台にした映画が大ヒットして、舞台でも、映画でも、テレビでも大活躍のはいりさんは、大女優にもかかわらず、少しも気取ったところがない気さくな方。
楽しくおしゃべりをさせていただき、あっという間に時が過ぎていった。
小さなノートとペンをいつも携行していて、おもしろいことや身近な話題があると、すぐに書き留める好奇心旺盛なところは、さすが!と思う。
「私のマトカ」という本も出版したばかり。
これからも様々なことにチャレンジして、私達視聴者を楽しませてください。
インディヘナの女王コンテスト「ラビン・アハウ」
7月22日(土)、アルタ・ベラパス県の州都コバン市において、インディヘナの女王コンテスト「ラビン・アハウ」が開催された。
「ラビン・アハウ」とは、王様の娘という意味で、毎年1回、コバン市でグアテマラ国内中の10代後半から20代前半のインディヘナ達が集まり、各地の儀式用の衣装を身につけて、美しさを競い合う。
インディヘナの伝統を守る祭典としても注目されている。
今年は77カ所の村から参加者が出場し、彼女達の独自の衣装を身に纏い、踊り、スピーチコンテストなどを経て、最終的にはウェウェテナンゴ県のサン・イデルフォンソ村のマリアーナ・サレス女子が今年のラビン・アハウの王冠を手にした。(写真の銀の冠を被っている女性。プレンサ・リブレ紙より)
優勝者には、アメリカまでの往復の航空券、500ドルの賞金が提供される。
大きな祭典の割には、賞品がしょぼいような気がするが。。。。
ラビン・アハウでは普段、各地に行っても見られない儀式用の衣装が見られ、グアテマラ国中の衣装が一堂に会する貴重な祭典である。
お客さんのHPで紹介していただく
1月に弊社オリジナルツアーに参加された中矢澄子さんからHPのグアテマラ日記で私達のことを紹介したので、というメールをいただいた。 中矢さんのグアテマラ日記は自前で撮影されたきれいな写真を載せて、文章もおもしろ、おかしく表現力も感性も豊かで、他のお客様や日本の旅行会社へも中矢さんのHPを紹介している。早速、中矢さんのHP「いざ行かん!マヤの国」ー地球の真ん中でーというページを読んでみる。私達夫婦のことが写真付きで書かれていて、褒めちぎっていただき、なんだか照れくさい。 「一期一会」 この仕事のお陰でこうした素敵な出会いにも恵まれる。 中矢さんは感性も好奇心も豊かで、自然、人物像の写真もプロのように素敵な作品が多い。ぜひ、中矢さんのHPを覗いてみてください。グアテマラのことがわかります。 |
先住民の赤ちゃんの名前は「ヒロミ」
アンティグア近郊のサン・アントニオ・アグアス・カリエンテス村で、織物を教えているイレーネさんという初老のおばさんがいる。
そのおばさんの初孫の女の子が先日、生まれたのだが、名前を「ヒロミ」と名づけたそうだ。
私の名前「ヒロミ」を、織物を習っている何人かの日本人から何度も聞いていたので、「ヒロミ」という響きがすっかり気に入って、この名前をつけたそうだ。
普通、女の子には母音で終わる名前をつけるのが、スペイン語の慣習なのだが、ヒロミは子音で終わる。
まだ会ったことのないマヤ先住民の女の子の赤ちゃんが、「ヒロミ」と呼ばれながら、すくすこと育っていくのは嬉しい。今度、対面しに行ってこようと思う。
日本文化フェスティバル開催
6月26日、在グアテマラ日本大使館主催の「日本文化フェスティバル」がグアテマラ・シティの国家文化宮殿で開催された。
日本からは京都にある未生流笹岡生け花講師一向13名と、合唱指揮者である仁階堂孝先生、メゾソプラノ歌手の大国和子先生が来訪。
生け花の先生方は生け花展示、デモンストレーション、生け花講習会や講演会などを実施していただいた。
合唱の部門は1週間、指揮指導、発声方法の講習会をグアテマラ人向けに開催。また仁階堂指揮、大国先生ソロによるグアテマラ合唱団「コロ・ビクトリア」との2回のコンサートも予定されている。
26日、「日本文化フェスティバル」の開会式の後、関係者で舞台の上で記念撮影。
日本とグアテマラの文化交流のために、日本から遠路遥々、遠いグアテマラまで本当にたくさんの先生方にお越しいただき、感謝の気持ちで一杯だ。
グアテマラの治安状況
この前の新聞で今年の1月から5月までのグアテマラ・シティの市内バス(赤バス)の犯罪統計が載っていた。
なんと1月から5月までグアテマラ・シティの市内バスだけで、5ケ月の間に、30,200台のバスがマラと呼ばれている不良グループ又は強盗団に襲われたそうだ。
1日200台のバスが襲われていることになる。そのうち14人の運転手、15人の乗客が銃などで死亡している。
グアテマラ・シティでは市内バスはグアテマラ人でも乗りたがらないので、旅行者も市内バスの利用は絶対に避けて、専用車やタクシーの利用をお勧めする。
万一、バスの中で強盗に遭遇した場合は、絶対に抵抗せずにすぐにお金を出せるようにしておく必要がある。
アンティグアも最近、日中でもレストランやお店に強盗が入る事件が発生している。
そこで、アンティグアの店主達は店を半日閉めて、「LA ANTIGUA EXIGE SEGURIDAD(アンティグアの警備強化)」を叫び、デモ行進した。我が日本食レストランのマサラもこの日は、他の店主達と示しあわせて、店を閉めた。
グアテマラの治安回復を願う。
ワールドカップ
ワールドカップが開幕した。
今回、惜しいところで予選落ちしたグアテマラだが、自分の国がワールドカップに出場しなくても、グアテマラ人はワールドカップの話で盛り上がっている。
グアテマラ人はどこの国を応援しているのかというと、まずは「ブラジル」、その次が「アルゼンチン」。
隣国のメキシコはというを、北米なので、関係ない!と言う。
グアテマラ人はメキシコ人を同じラテンの国と思っていないところが面白い。また日頃からメキシコから差別されている感じを受けているからだろうか。
コスタリカはというと、白人系なので、中米の同胞として見れない部分もあるのかもしれない。
とにかく、国会議員はワールドカップのために長い休みを取るし(ある政党に至っては半数以上休んでいて、国会が成り立たない)、レストランやバーでは大型テレビを置いて、一緒に飲みながらワールドカップを観戦しようという企画で客寄せしている。わが日本食レストランのマサラはテレビがないので、そんなワールドカップ期間中は、閑古鳥が鳴く。
これからグアテマラもワールドカップ一色になりつつある。
グアテマラの銀行
グアテマラの銀行に行くと、お給料を小切手でもらって、それを現金に換金しようというグアテマラ人労働者が、長~い行列を作っている。
銀行に行くのも何時間もかかる。ちょっとした大仕事だ。
この前も銀行に行って、ドルの送金やドルを現地通貨のケッツァル(国鳥の名前)に換えようとしたが、カウンターに辿りつくのに50分、カウンターでも係りのお姉さんがモタモタして私だけで15分もかかってしまった。
おまけに昼休みなので、窓口は2つしか開いていない。
昨日、I 銀行に行くと、コンピューターダウンで全く機能していなかった。
おまけにドルの現金を大量におろそうとすると、ドルの現金がない!という。
予め「これぐらいおろすからね」と予約しておいても、約束した当日に行ってもドルが不足していた。
ケッツァルの現金も十分手元にあるとは限らない。
だから旅行者も1回の両替につき、100ドルまでと制限をつけられている銀行が多い。
とにかくグアテマラの銀行はイライラするほど、非効率的でシステム化されていなく、サービスもとてつもなく、のろい!
何回、銀行でクレームしたかわからない。でも何にも改善されないのが、グアテマラらしい。
絵描きの街コマラパ
5月27日、アンティグアよりバスを乗り継いで2時間、絵描きの街、サン・ファン・コマラパに行って来た。
1900年代初めにサンアンドレス・クルチッチというコマラパ出身のインディヘナが、先住民の生活を描き、素朴な原始的な絵を世界的に広めた。
クルチッチの恩恵を受けて、その後、この村は多くの絵描きを輩出し、現在では街全体がギャラリーのようなかわいい街になっている。
カーブの続く山道をどんどん登っていくと、とうもろこし畑に囲まれたのどかなコマラパに到着。
村の入り口近くにある墓地の壁にも楽しい絵がたくさん描かれている。
下の写真は自転車修理屋さんの壁。自分達で、独創的な絵を描いて、客寄せをしている。
下の写真は私がいつもコマラパに行くと、このおじいさんから絵を買う。
看板も何もない普通の民家で、ひっそりと絵を描いているおじいさんだ。
6年ぶりの再会だったが、今は白内障にかかり、絵を描くことができない。
おじいさんのギャラリーを覗くと、自分で書いた残り少ない絵を売っていた。
小さいもので3,000円ほど、大きい絵は1万円以上する。
彼らの宗教儀式や生活様式を描いた素朴な作品がほとんどだ。
我が家の居間にもおじいさんが描いた2枚の絵が飾ってある。(下の2枚の写真)
子供が描いたような稚拙な、でも味わいのある絵で、私はコマラパの絵が大好きだ。
世界遺産キリグア・絶景に立つキリグアの宿
先週の週末、グアテマラの3つの世界遺産のひとつ、キリグア遺跡近くにある桑田真幸さんの経営する宿に1泊2日で行ってきた。
真幸さんの宿は「ポサダ・デ・キリグア」と名づけられ、ツインが2部屋、シングルが4部屋のこじんまりとしたアットホームな宿。
真幸さんが一人で切り盛りしていて、愛犬ぴょん太が番犬として活躍している。
暑いキリグアでも、真幸さんの宿は小高い丘に立ち、風が吹きぬけ、気持ちいい。
宿の周りは緑の木立やバナナや見たことのない植物で自然がいっぱい。
朝になると近所の鶏が庭先に入り込み、コケコッコー!と元気よく鳴き、昼過ぎになるとキリグアの村人達はのんびりとハンモックに横たわり、家族と井戸端会議をしている。
上の写真は私達の泊まったツインのバスタブ付きの部屋。
2月に俳優の宇梶剛士さんもこの部屋に宿泊され、真幸さんの宿が日本のTVで紹介された。
シーツもバリと糊がかかっていて、タオルも柄を揃えていておしゃれだ。
細かなところまで行き届いている。
そして夕食では、おでんや豚の唐揚げ、きゅうりの酢の物、きのこの炊き込みご飯と、真幸さんのおいしい手料理に舌鼓を打ちながら、女同士の楽しいおしゃべりのひと時。
時間があっという間に過ぎていった。
(写真は真幸さんとぴょん太)
ガイドブックにも載っていない素敵な真幸さんの宿。
グアテマラ旅行に来られたら、是非、キリグアの宿にどうぞ。
旅の疲れを取り、のんびりとしたグアテマラを味っていただけること間違いなし!です。