グアテマラ便り -13ページ目

ユネスコの世界遺産アンティグア

アンティグアの3階建ての家が壊される!

こんな新聞記事が今日の新聞に載りました。

アンティグアはユネスコの世界遺産に登録されてから、

街の景観を守るために、また大地震で崩れた教会遺跡を

保護するためにも、アンティグア国家保護委員会なるもの

があって、街の景観を害するようなものや条例に反するもの

に対して、目を光らせています。

アンティグアは例えお店でも、看板を目立たなく取り付けるよう

指導されています。また2階建て以上の建物を建てるには

特別な許可が必要で、今回、国家保護委員会に取り壊され

た民家は違法に作った3階建てでした。

委員会のメンバーが来て、ここは違法だということから、

住んでいる住人もそっちのけで、3階の部分を1日で、壊して

しました。壊された方はたまりません!

こんなことが日常茶飯事に起きるのがグアテマラです。

グアテマラはマリンバの国

マリンバはグアテマラの伝統楽器として地方でも首都でも、お祭りがあると必ず登場する木琴に似た楽器です。瓢箪を音響効果として使い、心地よい音色がでます。大きなマリンバでは8人ぐらいのおじさんたちが肩を寄せ合って、それぞれの旋律を担当して弾いています。3月末に日本から北星会のマリンバ演奏者とその家族の方々が来られ、グアテマラのマリンバ奏者と交流をしました。

マリンバは本来アフリカから伝来してきたものですが、グアテマラ人は「マリンバの産地はグアテマラだ!」と信じています。グアテマラを旅していると、どこからか、素朴なあたたかい音色が聞こえてきます。マリンバの国、グアテマラに是非、お越しください。

Marimba

フジTV「目覚ましテレビ」世界の子供達撮影

フジTVの毎週木曜日早朝から放映される人気番組「目覚ましテレビー世界の子供達ー」の取材チームがグアテマラに来ました。
当社にて首都のグアテマラ・シティと田舎のソロラの2ケ所を取材し、それぞれ11歳の少年と少女に密着してドキュメンタリー取材・撮影を行いました。
グアテマラ・シティの少年、ルイス君は授業料の高い私立小学校5年生。毎日、たくさんの宿題と放課後にはそろばん塾、水泳、ギター、バイオリンと習い事に忙しく、学校や塾の送り迎えはいつも母親の車というリッチな環境の中で生活しています。
ソロラの女の子、ホアナちゃんは公立小学校5年生でインディヘナ(先住民族)。午前中で授業が終わるとすぐに、家に直行し、両親の畑仕事や家の手伝いをします。地方では子供も大事な働き手として扱われ、来年は学校には行かせてもらえず、その後一生、働いて生涯を送ります。
同じ国の中でもこんなに子供を取り巻く環境が違う国も珍しいと感じました。
放映日は都会のルイス君編が4月14日(木)朝7時20分より、田舎のホアナちゃん編が4月21日(木)朝7時20分からとなっています。
是非、見てみてください。
写真はホアナちゃんのソロラの小学校で給食の手伝いをしている子供達です。

セマナ・サンタがやってきた!

今週は、グアテマラ国中がセマナ・サンタ一色。
セマナ・サンタとはイースター祭のことで、キリストの復活祭を祝うカトリック宗教儀式です。
アンティグアでは40日前から、多くのキリスト教会から受難のキリスト像や聖母マリア像の山車が街中を練り歩き、セマナ・サンタを盛り上げます。
明日の金曜日が一番のハイライトで、早朝6時からメルセー教会から出る、80人もの信者が担ぐキリストの山車は圧巻です。
またアンティグアの石畳の街中では、夜中から信者がアルフォンブラと呼ばれる色彩りどりのおがくずや季節の花々の絨毯を作ります。その上をゆったりと神聖なキリストの山車が通り過ぎてゆき、自分たちの作ったアルフォンブラが壊されていくのを見るのが、信者のひとしおならぬ喜びのようです。
私も隣のおばさんに誘われて、近所づきあいも兼ねて、折鶴をテーマにしたアルフォンブラを作ったことがあります。
今晩から人々は寝る暇も惜しんで、アルフォンブラ作りに精をだします。

Feliz Cumpleano !

Feliz Cumpleaño(お誕生日おめでとう!)
今日は私の39歳の誕生日。

主人はフジTVさんの子供のドキュメンタリーを撮影・取材する仕事に同行していて、今日は一人で経営している日本食レストラン「マサラ」でいつものように働いていると、グアテマラ国立交響楽団の副団長で、コントラバスを演奏している友人マルビン・ロペス氏が彼女とワインを持ってお祝いに駆けつけてくれました。3人で巻き寿司とお酒を飲みながら、たわいのない話をしていると、今度はグアテマラ合唱団「コロ・ビクトリア」のメンバー総勢20名がバースディケーキを持ってやってきて、いきなり誕生日の歌を合唱してくれました。その歌の心のこもったことといったら、言葉では言い表せないぐらいで、思わず感動の涙がじわじわとでてきました。皆、異国の日本人の誕生日をちゃんと覚えていてくれて、しかもアンティグアから45キロ離れたグアテマラ・シティから駆けつけてくれて、本当にありがたいやら、うれしいやら、、、。
グアテマラに住んで丸8年が過ぎました。住んでいるといろいろと嫌なこともありましたが、こうして誕生日を一緒に祝ってくれるグアテマラ人のアミーゴ(友人)達に出会えたことが一番の財産です。
「コロ・ビクトリア」は今年の7月に京都国際合唱シンポジウムに選ばれて日本に行くことになっていますが、経費がかさむため、一生懸命、後援団体を探しています。コロ・ビクトリアのメンバーの日本行きへの熱い夢、日本で応援してくれている合唱団指揮者の清水雅彦先生初め、たくさんの方々の惜しみない努力が実るよう、私も出来る限りのことをしてあげたいと思っています。
今日の誕生日は久しぶりに歌と友情に感動させられた日でした。

グアテマラのオーケストラ

グアテマラはクラッシック音楽ファンも意外に多く、オーケストラの歴史も古いのです。36年間もの内戦が続き、国が疲弊してきた時代はほとんど、グアテマラ国立交響楽団は活動していなかったのですが、1996年12月に政府とゲリラの間で和平調停が結ばれると、その後「国際音楽祭」を主催するなど活発に活動しています。
日本からも小松一彦指揮者が1999年より毎年1、2回グアテマラに来られ、グアテマラのオーケストラの客員第一指揮者を4年間勤めるなど、オーケストラ指導、オーケストラ活性化に大いに貢献されました。
一度オーケストラのメンバーになると、定年までなかなか辞めないご老人が多く、音感が狂っていることもありますが、最近は若い団員も多く入ってきて、活気付いています。
オーケストラのコンサートがよく開催される国立大劇場は収容人数2千人ですが、この会場が満席になることもあり、根強いクラッシックファンが多いことがうなづけます。

zi-PANG桶太鼓公演 in Antigua

ご無沙汰していました。ここのところ仕事が忙しくてブログ記事をかけず、ジレンマに陥っていました。
先週の日曜日にここユネスコの世界遺産にも指定されているアンティグアで日本大使館、国際交流基金とパイス財団(スーパーデパートの大手)との共催で桶太鼓zi-PANGの公演が開催されました。週末には外国人ツ-リストやグアテマラ・シティからたくさん人が集まる中央公園の大聖堂(カテドラル)の前で元気な桶太鼓の音が鳴り響きました。
日本の文化の奥深さや太鼓のエネルギッシュさに異国の地で酔いしれていました。日本にいてもなかなか日本文化の良さを見出せないのに、海外にいると身震いをするほどの感動を覚えたりします。
中央公園に桶太鼓公演を聴きに来た聴衆は2,000人以上!パルケ(中央公園)が人人、、、で一杯になりました。最終曲が終わっても、「オトラ、オトラ(もう一回、、、)」とアンコールを求める聴衆の声が続きました。
翌日はレコレクション教会遺跡に舞台を移し、700名もの学生を対象に第二回目公演が開催されました。太鼓旋風を巻き起こしたzi-PANGの皆さんはこれからコロンビア、ベネズエラ、エクアドルと巡回公演に行かれます。
お疲れ様でした!

火山湖アティトラン湖の踊り

グアテマラには世界一美しいと言われている火山湖、アティトラン湖があり、観光名所のひとつとなっています。3つの火山に囲まれた美しいカルデラ湖で、湖の周りには多くのインディヘナ(先住民族)の村が点在しています。
サン・ファン・ラグーナという村に今でも伝統舞踊を守り続けているインディヘナの舞踊団がいます。エルメルという団長が毎週若者達を集めて、マリンバの奏でる音楽とともに儀式用の踊りや征服者の踊り、仮面舞踊などを教え、練習しています。グアテマラ政府観光局の舞踊団と違って、本場のインディヘナ達が地元で守り続けている踊りなので、とても素朴で臨場感があります。
弊社ツアーでお越しの際は是非、彼らの伝統舞踊をご覧になってみてください。

グアテマラの結婚式

グアテマラ人の友達の結婚式に招待され、本場カトリックの結婚式に行ってきました。
初めは厳かにキリスト教の教会で神父さんから祝福を受け、長い誓いの言葉が続きます。招待客も歌を歌って祝福したりと、教会でのミサは約1時間半ほど続きます。その後、教会の外で新郎新婦とその両親が招待客に挨拶する光景は、日本の披露宴にそっくりです。日本ではご祝儀をいただくのですが、ここグアテマラではプレゼントを新郎新婦に渡す習慣があり、何十個ものプレゼントをもらっていました。
次は会場を移動して、レストランを借り切っての披露宴です。バンドやマリンバ(グアテマラの伝統楽器。木琴に似ている)の生演奏をバックに、招待客が思い思いに踊ります。披露宴に招待されている人はなんと200人近く!大人から子供まですごい数です。披露宴は飲んだり、食べたり、踊ったり、、、と明け方まで続きます。
結婚式には体調を十分整えてからでないと、体力が持ちません。。。。

カサ松本

我が家はアンティグア建築家によるコロニアル様式の造りです。
コロニアル様式特有のパティオがあり、その中庭を取り囲むように部屋があります。
ここアンティグアはインドのマドラスと同じ緯度にもかかわらず、年中春のような気候に恵まれているのは、標高が1,540mあるからです。日中日差しが強いときはコロニアル様式の家にいると、涼しくて快適です。
「カサ松本」という名前で、2部屋をペンションとして日本人のお客様に開放しています。「カサ」とはスペイン語で家という意味です。犬が5匹いるので、犬嫌いの方にはお勧めできませんが、静かな環境でゆっくりできます。
料金はシングル25ドル、ダブル30ドルです。2部屋ともシャワー・トイレ付きです。サン・フランシスコ教会すぐ近くという良立地条件です。
皆様のお越しをお待ちしております!