グアテマラ便り -12ページ目

グアテマラの裏の3大産業

インディヘナの子供

先日、グアテマラの裏の3大産業を知って驚いた。

最近、どうもドルより現地通貨ケッツァル(国鳥でもあるケッツァルを国の通貨単位として使っている)が強いと思っていたら、こんな裏があったとは!

現在、グアテマラの裏産業を支えているのは、

1.麻薬やコカインなどの南米から北米への運搬ルート(中継地)

2.北米大陸への出稼ぎ労働者からの送金(グアテマラ人の多くが不法で米国に出稼ぎに行っている。密航を手助けする組織も発達している)

そして最後の裏産業が、

3.子供の人身売買(欧米諸国に養子縁組としてグアテマラの子供が売られている。中には欧米諸国で子供に恵まれない夫婦に可愛がられている幸せな子供もいるが、幼児性虐待の対象として売られるケースもあるとか。。。)

グアテマラの主要産業コーヒー産業よりも上記裏産業が活発とかいう噂もあり、グアテマラはアメリカの植民地みたいだ!と感ぜざるを得ない。

古都アンティグアで結婚式

美香さん結婚式

6月は「ジューン・ブライド」。

ここ古都アンティグアで日本人の女性、美香さんとエルサルバドル人のヨーガンさんの結婚式・披露宴が行われました。

邸宅として使われていた家をホテルとし、そのホテルを借り切っての結婚式。

中庭を囲んで60人もの招待客の方々に祝福され、マリンバ楽団の演奏もバックにあり、アットホームな中で結婚式が開催されました。日本人、グアテマラ人、エルサルバドル人、アメリカ人と国際色豊かな招待客は、お二人の交流範囲の広さを物語っていました。

イツモ・トラベルも結婚式のコーディネーターとしてお手伝いさせていただきましたが、日本から送られてきたお母様やおばあ様のビデオレターは泣けました。結婚式を司る弁護士マルビン氏は、お二人の婚姻書に出席者を続々と登場させ、婚姻書に署名させるというほほえましい一面もありました。 

「美香さん、これからも末永くお幸せに!」 

国家宮殿で日本の歌が響く

Coro Victoria

6月27日、グアテマラ・シティの国家宮殿で在グアテマラ日本大使館主催の日本文化フェスティバルの一環として、国際交流基金の「自然に潜む写真展」開会式と、7月末から日本の京都世界合唱シンポジウムに参加するコロビクトリア合唱団のミニコンサートが開催されました。

日本から今回でグアテマラ訪問4度目になる清水雅彦指揮者と歌手の大国和子さんを迎え、格式ある国家宮殿で、赤とんぼ、桜、翼など日本の歌を披露しました。

国家宮殿はグアテマラの距離を計る際、0地点として知られており、その0地点で日本の歌が厳かに響きわたりました。

副大統領や文化大臣も列席し、日本のしみじみとした歌に聞き惚れていました。

グアテマラのビール

Gallo

グアテマラのビールの大御所はなんと言っても、鶏マークの「GALLO」(ガヨと発音します)。

きめ細かな泡立ちとほどよい苦味は、日本で愛飲していたキリンビールに似ています。

何年か前までは、このガヨグループが、グアテマラのビール市場を独占していたのですが、最近では他の企業のビール(ブラバなど)も参入してきました。ガヨよりブラバの方が安いのですが、やっぱりガヨを選んでしまうのは、のどごしさわやか!だからでしょうか。

グアテマラではビール好きな方は是非ガヨをお試しください。


マヤ民族は日本人の遠い祖先?

マヤの女性 グアテマラは四国と北海道を合わせたほどの小さな国ですが、そこには22の部族からなるマヤ系インディヘナ(先住民)、カリブ海側に住んでいるガリフナと呼ばれる黒人系、メスチーソの混血、スペイン系やドイツ系の白人など多民族国家です。インディヘナの赤ちゃんはお尻に蒙古斑がちゃんとあったりして、日本の子供のようです。

インディヘナの顔立ちや髪の黒さも、私達日本人と共通するものがあります。おまけにおばさんの図々しさも?!

写真はチチカステナンゴのマヤ系先住民(キチェ族)の女性が市場にやってきたシーンです。

グアテマラの市は現地の人にとっても大事な食料調達の場。様々な民族衣装に出会えるのも市歩きの楽しみです。

(写真提供:東野 有介様)

車椅子にもやさしい街アンティグア?

車椅子にもやさしい街 ユネスコの世界遺産に指定されているアンティグアの街には、歩道のあちらこちらに写真のような車椅子のマークがタイル張りではめ込まれています。

段差が多くて、でこぼこ道の石畳の街アンティグアは、「車椅子にもやさしい街ですよ」とアピールしたいようです。が、なかなかどうして。健脚者でも段差が多く、青竹ふみを踏んでいるような歩きにくい街で、車にいたっては、アンティグアの石畳の街に入るとガタガタと車内はすごい揺れになります。ここに住んでいる私でも、とても車椅子にやさしい街とは思えないのですが、、、。

メルセー教会

メルセー教会 アンティグアの街北部にチュリゲラー様式の素敵な彫刻を施したメルセー教会があります。

メルセー教会はセマナ・サンタ(聖週間)のハイライトにここから大きなキリストの山車がでてくることでも有名で、信者も多い教会です。

1773年のサンタ・マルタ大地震(3直下型地震で3秒で街が崩壊したそうです)によってアンティグアもこの教会も一時壊滅してしまいましたが、再建を繰り返し、現在の美しい教会になっています。

メルセー教会はアメリカ建築学会の「北・中・南米大陸の建築百選」に選ばれています。

写真提供:東野 有介様

ユネスコの世界遺産

アンティグアの看板 1979年にアンティグアがユネスコの世界遺産に指定されてから、いろいろと規制が多くなりました。

スペイン植民地時代にはメキシコの南部チアパス州からパナマまでを統括する中米総督府がおかれていた街アンティグア。

コロニアル様式の街並みの景観を壊すまいと、アンティグアでは例えスーパーやレストランでも看板を目立たないように入り口につけることを義務付けています。目立つ看板や突き出した看板は、すぐにアンティグア国家保護委員会のメンバーより厳重に注意を受け、撤収させられます。


写真はもうしわけなさそうに看板を掲げている「バーガーキング」です。


チチカステナンゴの市場

チチカステナンゴの市場 チチカステナンゴ(標高2,017m、グアテマラ・シティより車で3時間)のメルカド(市場)は毎週木曜日と日曜日に開かれます。

メルカドには外国人ツーリスト、地元のインディヘナ(先住民族)のキチェ族の他、周辺の村々からも多くのインディヘナが集まり、熱気に包まれます。

「グアテマラ・レインボー」と呼ばれる色彩職豊かな民芸品の他、庶民の日用品である洋服、生鮮食品なども売られています。

チチカステナンゴのメルカドで石灰を売っているおじさんを見つけました。

石灰を何に使うのかというと、グアテマラの主食トルティージャ(とうもろこしを原料とした薄いパン)を作る際に、とうもろこしの灰汁抜きのために食材として入れるそうです。石灰を食べ物に入れるなんて!と文化の違いに驚きました。

メルカドはグアテマラ人の生活を垣間見れる貴重な場所。

メルカド探索はおもしろい!

写真提供:東野 有介様(6月来訪お客様)


日本一時帰国

今日から5月13日まで日本に一時帰国します。

一年ぶりの日本です。

日本帰国の最大の目的は、93歳になる祖母の元気な姿を見ることと、70歳代の両親、旧友、お客様と久しぶりに会って話に花を咲かせることです。

またこちらの病院は信用できないので、健康診断、歯医者と短い滞在中に病院周りをします。

そして日本食の買出しも重要な仕事。毎回、日本からグアテマラに戻る時には、70Kgもの自分の体重より重い大荷物を抱えて帰ります。

何時も思うのですが、グアテマラを経由する際、アメリカを経由するのですが、手荷物検査や入国審査の厳しいアメリカは気分をいつもブルーにしてくれます。