グアテマラの貧困率 | グアテマラ便り

グアテマラの貧困率

この前の新聞(エル・ペディオディコ紙)でグアテマラのこの10年の貧富率の統計が載っていた。

以下、数字を記してみる。


2004年の統計と1989年の統計(1989年の統計は( )で記す)を見ると、中間層がかなり増えたことがわかる。


1.裕福層 3.2% (4.3%)

2.中間層 15.5% (8.7%)

3.下級中間層 20.4% (14.5%)

4.下級層 32.1% (48.9%)

5.貧困層 28.8% (23.6%)


中間層が増えた原因としては、アメリカへ出稼ぎに行っている地方出身のグアテマラ人が、アメリカでせっせと働いたお金を送金しているためと言われている。グアテマラに残された家族はその送金で暮らし、家を建てる。

一方で1日家族で1ドル以下で生活している貧困層は増えている。ここ、グアテマラでも飢えや栄養失調で亡くなってしまう乳児が多い。


もうひとつ統計で、世界的な1週間の平均的な労働時間を比較していたコラムがあった。

ヨーロッパ諸国は1週間の労働時間が40時間未満に対し、グアテマラは週の平均労働時間は55時間で、実に15時間以上も多い。

グアテマラ人は働き者だ。