グアテマラはセマナ・サンタも終わり、グアテマラ人が「マスキリグアテ」と呼んでいる桜に似た花もそろそろ散り始めている。
この桜に似た木はマメ科の木で、コチョウセンナ(またはジャワセンナ)と一般的に呼ばれ、学名はCassia Javanica(ジャワ島産という意味)。
毎年、紫色のジャカランダが2月中旬頃咲き始め、3月にはこのグアテマラ版桜が咲き始め、街は色とりどりに包まれる。
いにしえのマヤの先住民は、こうちた植物の色からヒントを得て、色彩豊かな民族衣装を織りなしていったのではないかと思えてくる。
こうしてグアテマラ・レインボーと呼ばれる美しい織物を完成していったのだと思う。