アルフォンブラ(絨毯)作り | グアテマラ便り

アルフォンブラ(絨毯)作り

セマナ・サンタのプロセッション

(写真はサンフランシスコ教会からのプロセッション)

セマナ・サンタは14日の金曜日がハイライト。

早朝3時にメルセー教会から馬に乗ったローマ兵の集団が、これからキリストの十字架の処刑を告げ、早朝6時にメルセー教会から80人で担ぐ大きなプロセッション(山車)がでる。山車の上には、十字架をつけたキリストがゴルゴダの丘に行くまでの様子を描いたキリストの受難の姿が乗っている。

アンティグアの石畳の街のあちこちで、13日の晩から徹夜で、花やおがくずで作った絨毯作りに励んでいる。きれいな花絨毯も、一瞬のうちにキリストの山車が通る際に踏み潰されてしまう。

アルフォンブラ作り

(写真は皆で絨毯を作っているところ)

午後になると、処刑されたキリスト像のお棺が山車の中央に設えられ、担ぎ手も皆、紫の衣装(紫はナザレの色)から真っ黒の葬式用の衣装となる。

以前住んでいたお隣のイルマさんの家の前で、日本人のお客さんや友達を誘って、アルフォンブラ(絨毯)を作ることにした。祭りは参加しなくっちゃ、おもしろくない!

松の枝を敷き詰め、その上におがくずで花をかたどり、最後は折鶴を飾って出来上がり。

エスクエラ・クリストのプロセッション

(私達の作った絨毯の上を今まさに山車が通るところ)

エスクエラ・クリストのプロセッション(山車)がイルマさんの家の前を通ったのが、夜中の2時。予定では0時のはずが大幅に遅れた。その間、ワインを飲みながら、皆でワイワイ。でも、眠い。。。

そんな眠気と戦いながら、待つこと2時間あまり。

夜中の2時に大きな山車が通り、私達の作った絨毯を壊していくシーンは、キリスト教でもない私達にとっても、感慨深いものとなった。

これでセマナ・サンタもほぼ終わり。

アンティグアはこれから雨季に入り、ツーリストも減り、静かな街に戻る。