グアテマラコーヒー | グアテマラ便り

グアテマラコーヒー

最近日本では「グアテマラ・レインボー」と呼ばれるグアテマラコーヒーが市場で出回っていて、グアテマラという国もコーヒーからイメージされる方が多いのではないでしょうか。
今日はグアテマラ・コーヒーについて簡単にご紹介します。
現在、1月~3月にかけてグアテマラはコーヒーの収穫時期です。
この時期になるとコーヒー農園には季節労働者が一日25ケッツァル(約400円)ほどの日当で、過酷な手摘み作業(ピッキング)を行います。
コーヒーの実は「赤い」ということはあまり知られていないようです。

グアテマラでは7地域でそれぞれ品質の異なったコーヒーを生産しています。
ユネスコの世界遺産にも指定された古都アンティグア周辺で取れる「アンティグア・クラシック」、年間降雨量の最も多いコバン周辺で取れる「レインフォレスト・コバン」、メキシコ国境近くの火山周辺で取れる「ボルカン・サンマルコス」、世界一美しいと言われる火山湖アティトラン湖周辺で取れる「トラディショナル・アティトラン」、北西部の「ハイランド・ウェウェ」グァテマラ・シティ周辺の「フライハーネス・プラトゥ」、エルサルバドル国境近くの「ニュー・オリエント」の7つの地域でとれる7つの銘柄があります。

平均高度1,600mの山腹で生産されるグアテマラ・コーヒーは、高度の山脈、豊かな土壌、適切な降雨と、高品質なコーヒー生産を保つために最適な気候条件・自然条件を備えています。

グアテマラにおけるコーヒー生産の特徴は、収穫は全て手摘みで行われ、その後、熟練工により選別され、ウェットミルにより加工されます。豊富な水量が国土に点在するグァテマラは実に3,500にのぼるウェットミルを有しています。

また61,000人以上のグアテマラ人がコーヒー産業に従事していると言われており、そのうちの95%は小規模生産者で、彼らの多くは共同組合で持つミル、又は家族の協力を得て、コーヒー加工を行っています。
150年にもわたる間、グアテマラは世界にコーヒーを提供し続けています。

2月はじめに日本よりコーヒー組合のお客様のツアーが来られる予定で、弊社もその準備をしています。

アティトラン湖周辺のコーヒー農園の村人達の写真を添付しました。